DNA型検査 概要詳細
- DNAとは
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DNA(※)とはすべてのヒトが持つ遺伝情報を担う物質で、生命の設計図となります。
DNAは細胞の核の中に含まれており、アデニン・グアニン・シトシン・チミンという4種類の塩基と呼ばれるものが並んで構成されています。
※DNA:デオキシリボ核酸の略称。 - DNA型検査について
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ヒトDNAには、2〜6個の塩基がある配列を繰り返している領域、ショートタンデムリピート(STR)と呼ばれるものが数多く存在します。
STRで、ある配列を繰り返している数は個人間で異なることが多いため、個人識別に有効な目印(マーカー)となります。
弊センターでは、FBIが採用しているCODIS(Combined DNA Index System:容疑者などのDNAデータのデータベース)の部位13箇所+3箇所=計16箇所(16箇所目は性別を表す性染色体)のSTRを検査対象とし、STRの繰り返し数をDNA型として個人識別を行っています。
下図はあるDNA上の位置における、配列の繰り返し単位の数を検査した一例です。